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SESはやめとけ?その理由と優良SES企業の実態を徹底解説!

2024.09.09

SES業界について、なぜ一部の人が「やめとけ」と言うのか。SESのメリットとデメリット、優良とされる企業の特徴について、エンジニア目線で詳しく解説します。

目次

SESが厳しいと言われる理由

給料が思ったよりも低い

SES企業に所属するエンジニアが案件へ参画する場合、中間マージンが発生するため、結果として給与が低くなることが多いです。多くのプロジェクトは複数の仲介企業を跨いだ「多重下請け構造」で人材を確保しており、間に入った会社が「紹介料」や「手数料」などの名目で都度マージンを発生させています。そのため、商流が深くなればなるほど現場で働くエンジニアの取り分が少なくなってしまうケースが多く、特に未経験者やスキルが低いエンジニアは、給与が低くなる傾向が強いです。

参画案件を選べないことが多い

企業によっては、案件を自分で選べず会社の指示に従う必要があります。自分の希望する技術や業界の案件に就ける保証はなく、希望と異なる案件に配属される可能性もあります。また、希望する勤務地やプロジェクト規模なども考慮されない場合があり、自分のキャリアプランと合わない案件をアテンドされる可能性もあります。

待機期間の発生による不安

案件が終了してから次の案件が決まるまでの待機期間が発生すると不安も増大します。待機期間中は給与が支払われない場合や、給与が減額される場合もあり、生活費の不安を抱えることになります。また、長期も待機期間はスキルアップの機会を失う可能性も考えられます。

スキルアップが難しい

SES企業に属するエンジニアは、参画した案件に特化したスキルを身につけることが多いです。そのため、自分の興味のある分野や将来役立つスキルを習得する機会が限られる場合があります。また、案件によってスキルアップの機会が大きく異なるため、成長を実感しにくいという側面もあります。

 

客先常駐のデメリット

社内のサポートが受けられない

特に客先常駐案件の場合、社内のサポートが不足していると感じ、不安や不満が増大する可能性があります。SESエンジニアは顧客企業のオフィスで勤務するため、自社の同僚や上司とのコミュニケーションが制限される場合があります。そのため、仕事上の悩みや相談をしやすい環境が整っていない場合があり、孤独感を感じやすくなります。

職場環境の違いに適応が必要

案件の変更に応じて、新しい職場環境に適応する必要があるので、そのことにストレスを感じてしまう可能性があります。SESエンジニアは様々な企業のプロジェクトに参画するため、職場環境や社風、チームメンバーなどにも変化が起こります。新しい環境に適応することは、ストレスや負担を大きくすることもあり得ます。

評価基準の不透明さ

評価基準が明確でないことが多く、昇給やキャリアアップが見えづらいです。SESエンジニアの評価は、顧客企業からの評価やプロジェクトへの貢献度によって行われることが多いです。しかし、評価基準が明確でない場合があり、昇給やキャリアアップの道筋が見えにくい場合があります。また、顧客企業の評価基準が異なるため、自分の努力が正当に評価されない可能性もあります。

 

優良SES企業へ入社することでリスクや不安は軽減可能

SES企業でエンジニアとして働くことにリスクがあるのは事実ですが、それが全てではありません。ここまで触れたようなリスクやデメリットを解消・改善されている優良SES企業も存在しており、それらの企業へ入社することでSESだからこそのメリットを得ることが可能となります。

口コミレビュー・転職サイトをチェックする

企業のGoogleレビューや口コミサイトを活用することで、実際の社員の声を確認できます。口コミサイトでは、企業の評判や待遇、社風、働き方などに関する情報が掲載されています。これらの情報を見ることで、企業の実態を把握し、自分に合った企業かどうか判断することができます。また、SESエンジニアの経験談や転職に関する情報が掲載されていることもあるため、参考にすることができます。

面接時の質問を工夫する

入社後の具体的な仕事内容や研修内容について質問し、企業の実態を把握することが大切です。面接では、給与や福利厚生などの待遇面だけでなく、入社後のキャリアパスや研修制度、スキルアップの機会などについて質問することが重要です。企業の担当者に具体的な質問をすることで、企業の姿勢や将来性を見極めることができます。

教育制度が整っているか確認する

入社後のスキルアップのため、しっかりとした教育制度が整っている企業を選びましょう。SESエンジニアとして活躍するためには、常に新しい技術を学び続けることが重要です。そのため、入社後にスキルアップを支援する教育・研修制度が充実している企業を選ぶことが大切です。また、その際は内容に加えて費用負担の有無などについても事前に確認しておくことが大事でしょう。

 

SES企業で働くことのメリットとその活用法

様々な現場や技術、ポジションを経験できる

異なる業界やプロジェクトを経験することで、広範な知識やスキルが身につきます。SESは様々な企業のプロジェクトに参画する機会があり、幅広い業界や技術に触れることができます。そのため、専門知識やスキルを深めると同時に、多様な経験を積むことができます。これは将来独立して起業したり、フリーランスとして活躍することを目指す場合には特に役立つ貴重な経験となります。

エンジニアの人脈を広げるチャンス

多様な環境で働くことで、多くの人と知り合う機会が増えます。SES企業に入社することで、顧客企業の社員や他のSESエンジニアなど、様々な人と関わる機会があります。その機会をうまく活用すれば、人脈を広げ、将来のキャリアに繋がるネットワークを築くことができます。また、異なる業界や職種の人々との交流を通して、新たな視点やアイデアを得ることも可能です。

キャリアの選択肢が広がる

様々な経験を経て、自分に適したキャリアパスを見つけやすくなります。SESエンジニアは、様々な企業やプロジェクトを経験することで、自分の強みや弱みを理解し、将来のキャリアプランを明確にすることができます。また、様々な職種の人々と交流することで、自分の興味や適性を新たに見つけることも可能です。

 

まとめ

SES企業の選び方とキャリアプラン

SESエンジニアのリスクを理解し、それを回避するための方法を知ることが重要です。自身の希望と合致したより良い企業を選び、適切なキャリアプランを描けるように努めましょう。SESエンジニアは短期間で多くの経験を積むことができる一方で、企業や案件によってはリスクが生じる可能性もあります。そのため、事前にしっかりと情報収集を行い、自分に合った企業を選び、将来のキャリアプランを明確にすることが重要です。

適切なSES企業選びが成功の鍵

自分に合ったSES企業を見つけるために、情報収集を怠らないことが成功への第一歩です。SES企業選びは、将来のキャリアに大きく影響するため、慎重に進める必要があります。口コミや転職サイトなどを活用して、企業の待遇や社風、各種福利厚生などを調べ、自分に合った企業を見つけるようにしましょう。また、面接では、入社後のキャリアパスや教育制度などについて積極的に質問し、企業の実態を把握することが大切です。

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執筆者 株式会社M&A共創パートナーズ SESコンサルタント 松下 京平 

当時IT業界は未経験だったものの、約2ヶ月で400社を超える企業との提携関係の構築に加え、50名以上の自社エンジニア全員の営業を担当。2023年に人事担当へ転向後、主にエンジニア採用業務へ従事し、年間で約100名の経験者エンジニアの採用を実現。
SES企業の成長に関わる広範な業務を、一貫して現場主義で対応し、早期の黒字化を実現。


 

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